統一試験(SAT, TOEFLなど)に全力で取り組むべき理由【帰国子女入試】

私は帰国子女入試で大学に入学しました。

そして、自分の受験や周りの友達の経験から、帰国生大学受験の成功の鍵がわかりました。
海外にいるうちに「いかに統一試験(SAT, TOEFL ibt)の点数をあげるか」です。

統一試験の点数は、書類審査だけに使われると思っていませんか?
実は、書類審査だけでなく、二次審査にも影響しているかもしれません。

この記事では、帰国子女入試において海外滞在中に統一試験の点数をあげておく必要性や、どのように合否に影響するのかをお伝えしていきます。

海外滞在中にできるだけ統一試験の点数を上げておくべきなんです。

受験できる大学が変わる

私はヨーロッパに滞在していましたが、アメリカの教育制度を導入した学校に通っていました。
なので、SATToefl ibtの点数を使って受験しています。
(ちなみに、国際バカロレアではなくアメリカの教育制度であるAPを選択した理由はこちらの記事に書いてあります。)

SATやTOEFLの点数は、帰国子女入試においてとても重要な合否判断基準です。
統一試験の点数によって、そもそも受験できる大学が変わってくるんです。

まず、統一試験の点数が「足切り点数」以上かどうかが重要となります。
足切り点数とは、この点数を取っていないとほぼ確実に落とされるラインのことです。

「自分の点数がどの大学の足切り点数に届いているのか」ということによって受験できる大学が変わってきます。

例えば、慶應大学では、学部や年によりますが1350点から1450点程度合格に必要のようです。

慶應大学にSATで合格するためには、だいたい1350〜1450点くらい(新SAT)が目安だと言われています。学部によって異なりますが、文学部・商学部は1350点、最難関の法学部は1450点くらいが必要な点数であるようです。その年の受験者の平均に左右されるので、「この点数を取っていれば必ず合格できる」という点数は若干年によっても異なりますが、だいたいこのくらいの点数を目安として考えておくと良いでしょう。

出典元:EDUBAL(慶應義塾大学を帰国子女枠で受験するのにSATは必要?点数の目安は?

まずは自分が目指す大学の足切り点数を調べてみて、それ以上は確実に取れるように頑張りましょう。
足切り点数は大学が正式に公表しているものではない(公表しているところもある)ですが、目安となる点数だということは確かです。

また、足切り点数を超え、書類審査に受かっても、
統一試験の点数が低い人は二次試験も受かりにくいのではないかと思います。

統一試験の点数が低いと圧迫面接?!

私は慶應大学の経済学部と商学部を受験しました。
そして、2つとも面接はとても緩かったです。

圧迫面接という噂を聞いていたのにも関わらず「本当にこれは面接なのか」というくらい楽なものでした。
ほとんどが雑談で、「数学大丈夫そう?」や「英語より日本語の方ができるんだよね?」などの無難な質問ばかりでした。

圧迫面接というのはただの噂か」と思ったのもつかの間、受験生によっては圧迫面接を受けていたことを知りました。
そして、圧迫面接を受けた受験生に共通するのは統一試験の点数が低いことです。

同じ学部でも、統一試験の点数を見て面接の厳しさを変えている可能性があると思います。

慶應大学の法学部を受けた知人も、SATの点数が低い人は圧迫面接をされ、点数が高い人は緩い面接だったと言っていました。

データがあるわけではありませんが、知人や私の経験から、点数が低い人は面接を厳しくされる可能性があるといえます。
圧迫面接でいい評価をうけるのは難しいので、統一試験の点数が低いと二次試験も受かりにくいのかもしれません

統一試験の点数をできるだけあげておくことは、書類審査にも二次審査にも受かりやすくするために重要なことです。

私が面接対策としてやったことはこちらにまとめてます↓

英語力アップするから成績が良くなる

統一試験の勉強は、ほとんどの人にとって英語の勉強です。

学校の授業を受けているだけでは、なかなか単語力がつきません。
しかし、統一試験の勉強をすることで学術的な単語や正しい英語の文法を学ぶことができます。

すると、不思議と学校の授業の理解がすんなり進むようになります。

統一試験の勉強をすることで学校の成績を伸ばすことができるのです。

海外の高校の成績は、帰国子女入試を受験する際の提出書類です。
統一試験の点数をあげると、高校の成績もおそらくあがるので、一石二鳥なんです。

統一試験は何回でも受けられる

大学受験本番と違って、SATやToeflなどの統一試験は何度も受験することができます。
そして、ほとんどの大学では、受験した中で一番高い点数だけを提出すればいいのです。

何度も受けられるということは、少しずつ点数を伸ばすことができるということです。
少しずつでも点数をあげることができて、大きく合否に影響するのだから、統一試験に力を入れない方が損です。

統一試験は、一般入試においてのセンター試験に似た役割をしています。
センター試験は一発勝負ですが、SATやTOEFLは何度も受けられます

帰国子女入試が一般入試と比べて有利だと言われる理由の一つが、統一試験を何回もうけられることだと思います。

帰国子女入試の有利さを利用するのなら、統一試験の点数を伸ばすことに真剣に取り組むべきです。

おわりに:統一試験は受験本番だと思って受けるべし

帰国子女入試において、統一試験の点数がいかに大切かをこの記事ではお伝えしました。

逆にいうと、統一試験の点数さえあれば、帰国子女入試はとてもお得な入学方法だと思います。
特に私立大学では、合否がその点数で決まると言っても過言ではありません。

統一試験は実質上の受験本番です。

海外滞在中はとにかく統一試験でいい点数を出せるように頑張りましょう!
絶対後悔しませんよ!

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