また違う街に住むかもしれない。コペンハーゲンで働くという選択肢

職を失うかもしれない今、いろいろと考え直すいい機会になっています。(勤務中の会社がスタッフ45%カット中です。)

なんと、また街を引っ越す選択肢まで出てきました。今はスウェーデンで2番目に大きい都市のヨーテボリ郊外に住んでいます。もともと彼は北スウェーデンに住んでいたので、ここに引っ越してきた理由は「仕事がここで見つかったから」というシンプルなもの。でも今、職が不安定になりヨーテボリに留まる理由も特になくなりました。新しい仕事を探すんなら、ヨーテボリじゃなくてもいい。家も買わなかったし、身軽です。いきなり選択肢が増えました。

こんな感じになんとなく視野を広げて生活していたら、耳に入ってきたのが「コペンハーゲンで働く」選択肢です。コペンハーゲンデンマークの首都)は、マルメーというスウェーデンで3番目に大きい都市から電車で45分の距離にあります。ということは、マルメーに住んでコペンハーゲンで働く、なんともコスパのいい働き方があるんです。マルメーはストックホルムヨーテボリと比べて物価が安く、生活費を抑えられます。一方で、コペンハーゲンの給料水準は高めで、体感はヨーテボリの1.5倍程度です。しかも、コペンハーゲンデンマークの首都なので、ビジネスも多いですし職も多いです。

これはこれは、なんとおいしい話なんでしょう。私としてはもうマルメーに引っ越すメリットしかなくて、引っ越す気満々です。でも彼としては一つ引っ掛かっていることがあるようです。方言です。マルメーはスコーネ地方の訛りがあります。ちょっとガフガフいうような、デンマーク語に近い響きです。それが昔から苦手らしく、マルメーで子育てをしたら子供たちがその訛りになってしまう、と冗談混じりに言っています。まぁでも実際は、せっかくヨーテボリに慣れてきて少し落ち着いてきたのに、また新天地に行くのに乗り気になれないのが本音かなと察しています。

その気持ちはめちゃくちゃ分かるのですが、今が一番身軽です。子供もいなくて、家も仮住まい。私としてはこのチャンスを掴みたいので、コペンハーゲンの仕事をゲットして「コペンハーゲンで仕事が見つかったから、マルメー引っ越さなきゃね」と誘導していく気です。笑 その頃には彼も心の整理がついているといいな。

でもまずは、デンマークで働くためにビザが必要です。ということで、今はサンボ(同姓しているパートナー)の彼と近々籍を入れるかもしれません。人生どんな風に進むのか分かりませんね。毎年、一年前の自分には想像できないような生活をしている気がします。