スウェーデンで2ヶ月後に(多分)解雇される私の胸中

先週の水曜日、会社でビッグニュースがありました。我が社では社員の15%を解雇するプロセス中。これは以前からアナウンスされていたんですが、先週の水曜日には「君の部署は45%の社員を解雇します」との特大ニュース。45%って。。ソフトフェア開発をインドの会社に委託するんだそうです。チーム全員が会社への信頼とモチベーションを失い、キャリアに不安を抱く者もいる、なんとも混沌とした1週間でした。笑

みんなの反応も人それぞれです。45%カットが発表された当日から転職活動を始める人、とりあえず心を落ち着かせる人、とりあえずLinkedInのアカウントを作る人。1週間のうちに新しい仕事が見つかり、会社に退職を伝えた人もいます。デキる人はどんどん抜けていきますねぇ。

私の場合、当日はとにかく寝ました。現実逃避なのか、ただ情報過多で疲れたのかは分かりません。で、次の日からLinkedInのアカウントを作りチームメンバーと繋がりました。今日は初めてポジションに応募もしました。

でも正直、あと2ヶ月で多分クビになる人間にしては、あまりストレスを感じていません。スウェーデンに移住するときのほうが不安だったし変化も多かった。それと比べれば、住む場所も特に変わらず、ビザがあるから仕事もまぁ何かしらは見つかるはずな今の状況は割とイージーです。笑 スウェーデンへの移住を決めたときは仕事が見つかっていなかったし、今仕事がなくなったところで当時想定していたデフォルトケースに戻るだけです。家もオークションに負けて買わなかったから、頭金がまだ銀行にあるし(やったネ)。

ストレスになっていることとしては、母からの「スイスにおいでよ」コールでしょうか。私の母は数年前にスイスに移住しています。日本とスウェーデンに比べるとスイスはとても近いですが、もっと近くにいてほしいのが母心なんでしょうか。スイスの仕事にも応募しなよ!引っ越しちゃいなよ!の提案。

私としては、スウェーデンは気に入っていますし、彼も私もルーツのない第3国に移住する気力は今はありません。笑 スウェーデンにもちょっとだけ慣れてきたころ。あとは多分スウェーデンのほうがなんとなーく私の性格に合ってそうな気もします。なので私は当分ここにいるつもりなのですが、母の気持ちに抗うのがちょっと心苦しいのです。

ちなみになんで私は多分解雇されるかと言うと、人を解雇をするときは基本的にLast In First Out (LIFO)方式だからです。一番最近に入社した人が真っ先にクビを切られます。で、私は知る限り一番の新入りです。でも大丈夫。When life throws you lemons, make lemonade! 昔座右の銘にしてたこの一文を信じて、なんとか乗り越えまーーす。