金曜日、スウェーデンのゆっくりした時間の流れを感じた

少しずつスウェーデンの生活スタイルに慣れてきた移住7ヶ月目、この時間の流れがゆっくりなところが好きだと感じた。今日は一日中、チームのみんなと協力しながらワークショップ的なスタイルで仕事をしていた。金曜日なので午後になると「週末は何をするの?」と話し出す。みんなが疲れ始めてきた15時くらいには、デプロイ中のログを眺めながら「疲れたね。金曜日だからそろそろ終わろう」と、デプロイに失敗して赤いエラーになったのを見届けてから解散した。

東京で働いていたころなら、そもそも週末の予定についてチームメンバーと話すことがなかった。そしてもちろん、エラーを放置して15時半に退勤することもなかった。でもこれが正解だと思う。1週間の疲れと1日の疲れが出てきているときに続けても、誰もいい気持ちがしない。月曜日にフレッシュな気持ちで始めたほうがいい。疲れたときには「疲れてきた」と隠さずに言える環境がいいなと思った。

退勤後、私はとりあえず散歩に行った。最近の日の入りは16時くらいなので、退勤後まだ30分くらいは明るい。ちょっとでも日の光を浴びたくて、最近は散歩に行くことが多い。毎日のように晴れている東京の冬とは違ってどんよりした天気の日が多いけど、空気が美味しいし、積極的に日の光を浴びないと気分が落ち込んでしまうらしいから。

昨日雪が降って15cmくらい積もったので、完全に雪景色。晴天で暖かくて(と言っても0度)、手袋を付けなくても心地いい天気に春を感じながら歩いた。普段はポッドキャストを聞くのに、自然を楽しんでいたらイヤホンをつけるのさえ忘れていた。

スウェーデンに来てから時間がゆっくりに感じるのはこういう日常が理由だと思う。仕事はちゃんとするんだけど、勤務時間は短い。9時に勤務開始して15時半に終われば、6時間半しか働いてない。これくらいの勤務時間だと退勤後も体力が余っているから、散歩や筋トレができる。ワクワクするイベントは少ないし、お店にある商品もいつも大体同じ。東京と比べたらだいぶ「何もない」場所だと思う。だけど私にはこのスウェーデンのゆっくりした感じが合っている。