北スウェーデンの長い冬と待ち遠しい春

クリスマスを過ごしに、義母が住む北スウェーデンに帰ってきました。私たちは南スウェーデンに住んでいるので、車で16時間の旅です。スウェーデンって国土広いんですよね。

久しぶりに北スウェーデンに来ると、ここに住むことの厳しさが分かります。北スウェーデンにも大きい都市はあるので、その周辺に住むとまた違うのかもしれませんが、ど田舎は辛いです。

まず車がないと生きられません。一番近い町まで車で30分かかり、バスもないので本当に車がないと家にアクセスできません。こうなると、車のトラブルが起きたときに結構ハラハラします。やばい脱出方法がなくなったと家族全員、緊張。笑 しかも寒いので車のトラブルが起きやすいときた。

また、北スウェーデンはほとんどの大きな都市が位置する南スウェーデンからも遠いうえに、他のヨーロッパの国からもとことん遠いです。となると、生鮮食品のレベルが下がります。価格帯にもよりますが、なるべく安いものを買いたければ南に比べて5日分くらい生鮮食品が古いイメージです。車で30分かけてスーパーに行ってるのに、買ったものはすぐに悪くなるって、結構QOL下がるんですよね。。

あとはあまりに人が少ないのでビジネスの競合がなくて、サービスの質が下がります。壁の修復をするために人を雇ったら、壊れている壁を修復するんではなく壁の上にもう一枚壁を作る方法で直されたこともありました(このお陰でもともと入ってた家具が入らなくなった)。他にも、車検が通るか通らないかは担当者の気分で決まります。北スウェーデンで車検が通らなかった車を南スウェーデンに持っていったら一発で通ったことがありました。笑

冬は雪もすごいです。余裕で腰の少し下くらいまでは積もります。雪がこんなに積もると、家が公道に面していない人は車を出せなくなる恐れがあります。この車社会で。4ヶ月くらいずっと雪景色なので雪には飽きていて、雪が降っていると「あんまり積もらないといいね」とネガティブモードです。南スウェーデンで雪が降るとみんな少しテンションが上がるんですが。笑

ちなみに本日クリスマスの日の出は9:34で、日の入りは14:11。太陽が出ている時間帯も、太陽の位置がとても低いので、ずっと夕方のような感じです。

今南スウェーデンに住んでいる私たち、普段の生活のありがたみを感じます。暗いと言っても仕事を始める9時にはなんとなく明るいし、生鮮食品は新鮮な状態で届きます。雪が積もっても5センチくらいで、数週間で大体溶けるから、身動きがとれなくなる心配もない。

義母も南スウェーデンに引っ越す予定ですが、早く引っ越せるといいなと思います。こういう冬の悩みがある地域では、春が待ち遠しいのが分かるなぁ。