雪かきしたら性別の固定観念にまで話が広がった

昨日雪かきを1時間したら、手の皮が少し剥けた。暖かかったので(マイナス4度だけど)手袋を外していたらこうなった。ペットに馬がいる環境で育ったうちの彼は手の皮が分厚いので、雪かき程度ではびくともしない。でも割と都会育ちの私はすぐに手の皮が剥けた。

自分弱すぎ〜と家族に話していたら、祖母が「雪かきは力仕事よね、力仕事は男に任せよう!」と言った。別に祖母に対しては世代が違うし「まあね〜」と思っただけだけど、どこかで「なんでさ!力仕事もやるよ私は!」と反抗したくなった自分に、なんでだろうとちょっと考えたくなったから、書く。

確かに雪かきは力仕事。でもだからこそ体を動かす口実に私は昨日自らスコップを持った。力仕事だから私にはできないかもなんて思わなかったし、男性陣に任せようなんてもっと思わなかった。

多分、力仕事は男の仕事と言われたとき「女性はやらなくてもいいこと」の範囲を広げられたことにモヤっとしたんだと思う。これは「男性がやらないといけないこと」の範囲を広げていることにもなる。

別に、男女が完全に平等であるべきだとは思っていない。体の作りに違いはあるし、現実的には育てられ方の背景も違う。でも、その固定観念さえなければ男女ともにできることを、固定観念があるばかりに「どちらかの性しかできないこと」にしてはいけないと思う。

ある程度の力仕事なら、女性もできる。でも普段から力仕事を男性に任せてばかりいれば、そりゃ筋肉がつかないしやり方も分からないからできなくなる。同じように女性の方が得意とされることが多い料理も、男性もできる。料理ができる女性は最初からできたわけではなくて、最初はレシピを見ながら、失敗しながら進めていたはず。

本来、どちらの性でもできるはずのことを固定観念で狭めてはいけない。今文章にして言語化してやっと分かったけど、多分自分の可能性を勝手に決められた気がしてモヤっとしたんだなぁ。

面倒くさいな私、とは思うけどこういう小さなモヤモヤは言語化しないと将来同じことをしてしまう気がする。「自分が教えられたこと」の背景を考えずに伝えるのではなく、意味や理由を考えてきたい。面倒くさい自分だからこそ気づけることもあるらしい!