日本の性教育ってなんだ?ジェンダー体操で虚しい

NHKジェンダー体操なるものが放送されて、批判殺到しているらしいですね。虚しくて悲しくて、日本のこういうところは本当に遅れているなぁと思ったので、ちょっと文章化してみます。ジェンダー体操とは、最近性教育を目的としてNHKで放送されたものです。カラフルなレオタードを来た白人の方がsex penis vagina intersexなどの性教育のキーワードとなる単語を歌いながら体操しています。スタジオの観客はこれを見て笑っています。

これを見てまともな性教育をされていない人が性教育をしようとするとこうなるのか、と思いました。まず、キーワードを羅列するだけでは何の理解も進みません。この番組を見た人が思うことは「LGBTQが笑いものにされているな」だと思います。実際のLGTBQの方々は普通の人です。自分の周りにいても気づかないくらい。でも公共放送でこの見せ方をされてしまうと、当事者の方はより生きづらくなるんだろうと思いました。しかも、なぜ踊っているのは白人の方で歌詞は英語なんだろう、という点も疑問です。日本人にもLGBTQの方はいるのに。子供に向けた性教育なら、英語なんて分かるはずもないのに(むしろsexだけは性行為の意味だけで伝わって逆効果)。

日本の性に対する感覚って特殊だなと思います。LGBTQは笑いもの。痴漢にあったことがない女性を探すほうが大変なくらい、誰でも痴漢に合う社会。会社の飲み会に行けば、男性上司が大声で下品な話をしている。少しでもブラ紐が見えようものなら、エロ扱い。

スウェーデンに来てからもうすぐ一年経ちますが、こちらに来て性関連で嫌な思いをしたことがまだ一度もありません。ちなみに私は日本の大学で一年生が「一女(いちじょ)」と呼ばれることに拒否反応を示していたうるさいやつなので、これはすごいことです。(「一女」は若くて弱くて可愛い、「三女、四女」は賞味期限切れで後輩を可愛がるのが仕事。若いことにしか価値がないという感覚を植え付けている悪き文化だと思っています。)

同僚には男性が多いですが「女性だからこうでしょ」と言われたことはありません。日本では「女性陣はこちらの席ね」と女性たちは気が合うはずだとまとめられていましたが、そういうことは一切なし。男性上司が下品なことを言うこともないし、私がチームで一番若いからと言って特別な扱いを受けたこともありません。生理やPMSで体調が悪いときはオープンに言える雰囲気があるので、仕事もしやすいです。日本での性の扱われかたに疑問を持ちまくっている私にとってはとても生活しやすい環境です。

もちろん文化の違いが大きいのだと思います。でも大和撫子の文化と性教育は両立できるはずです。私はまだスウェーデン歴一年弱なので、スウェーデンのどんな考え方とどんな教育がこの社会を作っているのか掴めていませんが、この先注目して行きたいなと思っています。