新しいチームへの配属とそこで起こした革命の話

実は1月から新しいチームで働いています。社内異動で、今までやっていたフルスタックではなくバックエンドエンジニアのポジションです。人員が足りないからと、元のチームから一人異動することになり、それに私が選ばれたんです。最初はまぁいろんなプロダクトを経験すると知識の幅も増えるし、バックエンドに集中できてキャリアアップになるかも、とポジティブだったのですが。実際に働き始めてみると、もう文句の言いどころばかりでした。

リソースが足りないと嘆くから私が異動させられたのに、私には雑用タスクばっかり回ってきます。最初の1か月はまだ慣れるために雑用してても良かったのですが、2か月目に「もっとちゃんとしたタスクできるからやりたい」と言っても「焦らなくていい。普通このチームで独り立ちするのには半年かかる」と優しさのようなもので押しのけられ。何のためにこのチームに参加したのか分からなくなり仕事へのモチベーションは下がっていくばかりでした。元のチームではバリバリやっていたのに、いきなりインターンのような扱い。他にもこのチームはガチガチにリーダーのようなJさんの支配下(?)に置かれている感じがして、早々に「このチームでは私成長できないな」と気づき、マネジャーに相談することにしました。

マネジャーには「このチームの仕事の仕方は非効率。人手が足りないというから私が参加したけど、これは足りないのは人手ではなく効率。」「リーダーJさんの力が強すぎてエンジニアは言われたことをやるだけ」「雑用ばかりさせられて、このチームに参加させられた意味が分からない」とはっきりと伝えました。伝えたところでどうにもならないかもしれないなぁとあまり期待はしていなかったのですが、マネジャーはすぐに行動に移してくれました。いろんな人にヒアリングしてくれ、他のマネジャー陣とも協力しながら効率改善には何をしたらいいのか考えてくれたようです。まずは「(私)にちゃんとしたタスクを与えること」という指令が出て、次の日から雑用以外もできるようになりました。他にも、ミーティングはJさん以外の人が進めるという施策がどこからか発案され、Jさん至上主義が変わっていきました。

私がマネジャーに文句を言ってから2週間後にはJさんはチームを外れることにもなりました。これには驚きました。元々リーダー職ではなく専門職の人のはずなので、リーダー的な仕事をしていたことがおかしかったんですが、それにマネジャーたちが気づいたんでしょう。Jさんがいなくなったことでチームの雰囲気もガラリと変わり、一気に効率改善しやすくなりました。これまでのルールも見直して新しいルールを考えました。

この時点で私がこのチームに参加して2か月。私が選ばれたときは、まだ経験も3年ほどのアジア人女性、静かな扱いやすいやつを期待されていたかと思いますが、実際は文句を言いまくり。革命を起こしてしまいました。まだまだ問題は多いチームで、コードは汚いし、アーキテクチャは意味不明だしでメスの入れどころはたくさん。これをいかにマシにするかが腕の見せ所だと思っています。

でもやっぱり、革命が起こったあともあまりチームのことは好きになれていません。コミュニケーションが下手っぴで、みんな仕事を楽しんでいそうな感じもなく。前のチームにいたときよりも仕事の満足度が30%減です。なので今は「前のチームに戻りたい」「私が起こした効率革命のおかげで余計な人員いらなくなったはず」というアプローチ中です。笑 

わー前途多難!だけど職場でマネジャーに文句を言うのは初めてだったので、いい経験になりました。社内政治は大事ですね。誰に何を言ってどう根回しをするか。キャリアアップにはこういうスキルも身につけないといけないのかもしれません。いい気づきになりました。あとはやっぱり、最初に期待していたようにいろんなプロダクトを見ることで成長できた部分は大きいと思います。前のチームに戻れれば「めっちゃ成長できた留学」みたいな感じで最高なんですが。どうなるかなー。

20代夫婦、スウェーデンで家を買いました

あまりに不定期更新すぎるブログですが、記録に残しておきたくて。2月にスウェーデンで家を買いました。しかも、今住んでいるヨーテボリからは車で3時間、住んだこともなければ合計2回しか訪れたことのない都市に買いました。いつも通り、ある程度勘に任せた決断です。

以前なにかのブログ記事でも触れた気はしますが、去年からマルメーというスウェーデン南部の都市に引っ越したいなぁと思っていました。理由は一度訪れたときの雰囲気がストライクだったことと、コペンハーゲンに近くて将来的にいろんな仕事の機会が多そうだからです。今住んでいるヨーテボリは仕事の都合でいるだけで家族が近くに住んでるわけではないので、考えてみれば別にヨーテボリにこだわる必要はないよなぁとふと気づいたんです。

年末は日本一時帰国やらクリスマス帰省やらで忙しかったので、年明けから引っ越し計画を始動させました。最初は住んだこともない土地に家を買うのはリスクが高いから、まずは適当な賃貸に住んで、しばらくしてから家探しをしようと思っていたんです。でもよく考えてみたら、地域の良し悪しなんて何年か住んでみないと分からないものだし、また期間限定のハシゴ的な家に住むのめんどいなぁと。じゃあ遠距離からだけど家探ししてみる?もしいい家が見つかったらステップ一つすっ飛ばせるんじゃない?マルメーまでは車で片道三時間、まぁ内見もイケる距離。ということでネットでよさそうな家を探して、2月の頭に内見の予約を3件入れてマルメーに行ったんです。

内見Aは、思ったよりも家が古かったりボイラーがオイル式だったりで、期待していたんですが、なし。次の内見まで時間があるから、マルメー郊外の地域を一通り車で周って見ようと、3、4つのエリアを車で走り抜けました。意外と車で通りかかるだけでも分かることは多く、ここの雰囲気はだめ、ここは素敵だけど富裕層感あって今の私たちには無理、ここはいい感じ、など何となくイメージを固めていきました。で、予約してあった内見Bは、車で通りかかったときに地域の雰囲気が好みじゃなかったので内見キャンセル。内見Cに向かいました。オンラインで見たときにはピンと来ていなかったので期待せずにいたのですが、何とこの家、文句なしの家だったんです。ディールブレーカーが一つも見つからず「何も悪いところが見つからないんだけど、どうしよう」と逆に動揺しながら内見をしました。笑 

帰宅の道中では夫婦ともに動揺。まさか家探し一発目で欲しい家が見つかるとは思っていなかったので、二人とも「なにかの罠か?」と、ワクワクしすぎて悪いところが見えていないだけじゃないのかと疑いました。でも、家に帰って資料にしっかり目を通しても、悪いところが見つかりません。私は人生の大局面に勘を大事にするタイプなので、まだ疑っている夫に「これは入札しなきゃ」と。スウェーデンの家はオークション形式なので、内見の次の日までには入札するかどうかを決めないといけないことがほとんどです。私たちは次の日に入札しました。

売主が出していた金額よりも100万円ほど高い金額で入札し、他の入札者との戦いを防ぐ作戦でいきました。以前ヨーテボリで家探しをしたときは、他の入札者とジリジリと戦った結果家の値段が何百万円も上がり結局負けたので、その経験を踏まえての入札額です。結果、売主は私たちが入札した5分後にこの金額を承諾して、見事落札。スピード感ありすぎてめまいがするほど早い展開です。日曜日の夜に内見から帰ってきて、とりあえず寝て、月曜日に仕事をしながら家を落札。

でもここで終わりじゃありません。契約書をサインするまでは売買契約は成立していないので、もっと高く入札した人がいれば売主がそちらを選んでしまうリスクがあります。なのでできるだけ早くに契約書にサインしなければいけません。でもでもその前に、銀行に連絡して住宅ローンのオファーを正式に受け取る必要があります。急いで銀行に住宅ローンの申し込みをしました。結局オファーが降りたのが水曜日の昼。オファー降りた!とその10分後には家を出て、また車で3時間かけてマルメーにいき、売主と会って契約書にサインしました。怒涛の数日間です。日曜日に内見をし、月曜日に落札、水曜日に契約書にサインです。

もうもうもう、脳みそ溶けそうでした。家を買うという大きな決断をすることもそうですし、夫婦ともに家を買うのはもちろん初めて。しかも海外です。どんな法律があってどんなプロセスなのか。知らなかったじゃ済まされない決断なので、火曜日はひたすらリサーチしました。私はスウェーデン語もまともにできないので難しいリサーチ系は夫がしてくれました。私は同僚たちに連絡しまくり、情報収集。契約書にサインするまでは逆を言えばこちらも「やーめた」と言えるので、この家がある地域に変な評判がないかもリサーチしました。こんなに頭を酷使したのは初めてだったかもしれません。

契約書にサインする際は不動産屋さんのオフィスに行き、売主カップルと面と向かって座り、契約書一つ一つの説明を受けるのですが、もちろん全部スウェーデン語。勉強してて良かったーーと思いつつ、まだ在住歴1.5年。たまに今の何だった?と流れを遮って質問しながら進みました。ここで知ったかぶりはできないのでね。笑 もうヘットへとです。

「家探し一発目の旅!とりあえず雰囲気掴みに行こうぜ!」の日曜日から、水曜日には売買契約にサイン。確か金曜日には家の金額の10%の振り込みもしました。心の準備ができてなすぎて、本当に怒涛でした。この間平日は仕事もしてます。でもさすがに疲労がやばすぎて仕事にならなかったので金曜日は休みをとり、夫婦ともに脳の休憩日としました。

いやーーー。振り返るだけで疲れますね。でも家を買ってから2か月弱たった今。まだ引っ越しはもう少し先ですが、いい判断だったなと思います。まぁ引っ越してみないと分からないこともあるだろうけど、今のところ悪いところは見つかってません。良かったーー。

それにしても大きな買い物だこと。でも今物価が高騰しているように家の価格もどんどん上がっていくらしい(よく分かってない)ので、買えるときに買っておかないと一生買えない気もしたんですよね。いつも通り勢いと勘でなんとかなりました。引っ越しは6月の頭。楽しみです。

母に会いに行ってきた10日間

10日間スイスに住む母のもとに遊びに行っていました。スウェーデンに引っ越してから3回目の帰省なので割と頻繁に来ています。飛行機で2時間の距離で、時差もないのでリモートで仕事をしながら帰省できる気軽な旅です。

母の仕事が忙しく母は午後休しか取れなかったので、私も合わせて午前中は仕事をして午後に遊びに行くルーティンで平日1週間を過ごしました。近所でブラックベリーを採ってブラックベリームースを作ったり、姉とバドミントンをして湖で泳いだり。母の旦那さんと姉とMytthenへハイキングに行ったり、ドイツとフランスの国境近くにあるバーゼルという街に行ったり。クレーの作品を見に美術館にも行ったし、馬にも乗りました。毎日特にやることを決めるわけでもなく割と行き当たりばったりでしたが、結果的に盛りだくさんの旅になりました。

とても楽しかった10日間でしたが、なんだかスウェーデンが恋しくなりました。スイスでは30度近い日が続き、エアコンもないのでどう暑さを避けて行動するか、という感じ。日本の酷暑と比べるとまだまだ涼しいレベルですが。笑 スウェーデンでは汗をかくほど暑い日はほとんどないので、それはそれで過ごしやすいんだなぁと。帰りの空港でスウェーデン語を聞いたときは嬉しくなりました。相槌が「あぁ」とか「(息を吸う)」なのが、あぁ家に帰れるーという感じ。

あとはやっぱり家族に会うって大事ですね。スイス行こうかなぁどうしようかなぁと考えていたとき、夫が「家族が元気な期間は意外と短いから会いにいきな」と背中を押してくれました。夫の母は一人で歩くことができない状態なので、自身の経験からの言葉でしょう。でも本当、来てよかったです。今のところこれといって大きな変化があるわけではありませんが、やっぱり人の関係性や体はどんどん変わっていくので、家族には会えるときに会っておくべきですね。会えてよかったです。

今日、結婚します@スウェーデン

今日、結婚します。といっても式をするわけではないし、彼と二人で市役所に行くだけなんですけどね。スウェーデンでは、結婚をするためにはmarriage officiantと立会人が二人必要です。これを結婚式のときにすることもできますし、私たちのように市役所でサクッと終わらせることもできます。私たちの場合は、立会人二人も市役所の職員の方です。多分、一番淡白に結婚する方法だと思います。

ちなみにスウェーデンでは同棲しているカップルのことをサンボと呼びます。結婚せずサンボもまま子供がいる人もたくさんいて、権利もほとんど変わりません。サンボのままでも別れたら財産分与などはあり、税金も個人単位の計算です。子供がいる場合は片方の親が亡くなったときの相続で違いが出てくるらしいですが、今の私たちには関係ないことです。唯一変わることは、EUのルールに基づいた配偶者になれるので、私のビザが楽になります。

とはいえ、やっぱり結婚。もっとおおごとに感じると思っていました。小さいころは「どんな人と結婚するのかなぁ」なんて考えたものです。でも実際は、ちょっと緊張はしつつもあまりおおごとに感じません。私たちはこれまでもあまり「普通」の恋愛の道を進んでいないからかもしれません。プロポーズもなかったし、私たちにとって一番大きい記念日は私がスウェーデンに移住した日だし。実は左手薬指に指輪もすでにつけています。指輪の内側に刻印してあるのは私がスウェーデンに移住した日です。私たちにとって、あれが一番大きいステップでした。遠距離恋愛を4年ほどしてから初めて近距離になった日。

母に近々結婚すると思うと伝えたときは「いいんじゃない」と軽く話して終わりました。でも昨日も今日も「おめでとう」と連絡してくれたから、やっぱり結婚って大きいのかなぁと思ったり。いや、わかってはいる。大きな節目なんだけど、もうすでに自分の中では移住が節目だったから、結婚しても特に何も変わらないんだよなぁ。

母は今日「そういえばあの子今日結婚するんだって」と母の再婚相手に伝えたら「そんな大事なことをなんて軽く伝えるんだ!いますぐ電話かけよう!」と言われ、朝イチで二人から電話がかかってきました。母の再婚相手はロマンチック気質なので「なんてロマンチックじゃないんだ」と驚いていたような落胆していたような。

確かにロマンチックな結婚の仕方ではないんだけど、でも「結婚してもしなくてもこの人と一緒にいる覚悟は変わらない」っていう意味ではロマンチックだと思う。ただ、家族や友人を集めてお祝いするのにはいい機会だから、来年のこの日に何か催したいとは思っています。今年は移住直後すぎて何かを計画する余裕は皆無でした。

あとは何だろう、この気持ちを言語化したくてこのエントリーを書き始めたのだけど、結婚はゴールではないという感覚が大きいのだと思います。一緒にいればいろんな苦難があると思うけど、それを乗り越えるにはお互いに協力して思いやりを持つことが大事。でこの頑張るモチベーションって「結婚しているから」ではなく「愛し合っているから」であるべきだと思うんです。彼は結婚しても君は僕のガールフレンドだよと言っています。妻でも彼女でもあり、母になっても妻でも彼女でもある。結婚していてもしてなくても、努力を続けるという意味では同じなんだろうと思います。

まぁでもやっぱり、この向き合う覚悟が世間に伝わりやすいのが結婚。なにか変わるんだろうか。してみないと分からないですね。とりあえず身支度をしてきます!うわー今日私結婚するんだなぁ。

日本の性教育ってなんだ?ジェンダー体操で虚しい

NHKジェンダー体操なるものが放送されて、批判殺到しているらしいですね。虚しくて悲しくて、日本のこういうところは本当に遅れているなぁと思ったので、ちょっと文章化してみます。ジェンダー体操とは、最近性教育を目的としてNHKで放送されたものです。カラフルなレオタードを来た白人の方がsex penis vagina intersexなどの性教育のキーワードとなる単語を歌いながら体操しています。スタジオの観客はこれを見て笑っています。

これを見てまともな性教育をされていない人が性教育をしようとするとこうなるのか、と思いました。まず、キーワードを羅列するだけでは何の理解も進みません。この番組を見た人が思うことは「LGBTQが笑いものにされているな」だと思います。実際のLGTBQの方々は普通の人です。自分の周りにいても気づかないくらい。でも公共放送でこの見せ方をされてしまうと、当事者の方はより生きづらくなるんだろうと思いました。しかも、なぜ踊っているのは白人の方で歌詞は英語なんだろう、という点も疑問です。日本人にもLGBTQの方はいるのに。子供に向けた性教育なら、英語なんて分かるはずもないのに(むしろsexだけは性行為の意味だけで伝わって逆効果)。

日本の性に対する感覚って特殊だなと思います。LGBTQは笑いもの。痴漢にあったことがない女性を探すほうが大変なくらい、誰でも痴漢に合う社会。会社の飲み会に行けば、男性上司が大声で下品な話をしている。少しでもブラ紐が見えようものなら、エロ扱い。

スウェーデンに来てからもうすぐ一年経ちますが、こちらに来て性関連で嫌な思いをしたことがまだ一度もありません。ちなみに私は日本の大学で一年生が「一女(いちじょ)」と呼ばれることに拒否反応を示していたうるさいやつなので、これはすごいことです。(「一女」は若くて弱くて可愛い、「三女、四女」は賞味期限切れで後輩を可愛がるのが仕事。若いことにしか価値がないという感覚を植え付けている悪き文化だと思っています。)

同僚には男性が多いですが「女性だからこうでしょ」と言われたことはありません。日本では「女性陣はこちらの席ね」と女性たちは気が合うはずだとまとめられていましたが、そういうことは一切なし。男性上司が下品なことを言うこともないし、私がチームで一番若いからと言って特別な扱いを受けたこともありません。生理やPMSで体調が悪いときはオープンに言える雰囲気があるので、仕事もしやすいです。日本での性の扱われかたに疑問を持ちまくっている私にとってはとても生活しやすい環境です。

もちろん文化の違いが大きいのだと思います。でも大和撫子の文化と性教育は両立できるはずです。私はまだスウェーデン歴一年弱なので、スウェーデンのどんな考え方とどんな教育がこの社会を作っているのか掴めていませんが、この先注目して行きたいなと思っています。

なぜかクビにならなかった

うちの会社は今人員44%カットをしています。今日は自分がクビになるかが分かる日でした。私は8割方クビになるだろうなと思っていたのですが、どうやらクビにならないようです。あれ??拍子抜け。私は新入りなので真っ先にクビになるはずだったのですが、なぜでしょう。何であれ、よかったです。

人員カットが発表されてから今まで、ストレスでした。。冷静に考えると職を失ってもしばらくは金銭面ではそんなに切羽詰まることはないのですが、やっぱりなんというか、無職って心にくる部分があります。元々仕事が好きなんでしょうね。アイデンティティの一つ、生活の軸になっているところがあります。

しかも、彼と同じ会社に勤めているので彼も同じ状況。二人ともストレス溜まりまくりで、喧嘩も増えました。彼の体調がずっと悪かったりもして。ストレスって体に悪いですね〜。

でもこの人員44%カット事件があったおかげで、いろんなポジティブもありました。むしろ経験してよかったと思えるくらいです。

まず、職が脅かされたことで転職活動の準備を始めました。海外の転職活動では必須のLinkedInのアカウントを作って整えて、同僚から推薦状を書いてもらいました。自分のCVに自信がなかったので、転職上手な同僚に見せてアドバイスももらいました。チームメイトの中で私だけ唯一情報関連の学位を持っていないのも気になっていて、学校通ったほうがいいかなぁと不安になったときも、相談に乗ってもらいました。(結果、情報はアップデートされるから学校に行く必要はなし。履歴書を盛りたければ資格でOK!)ポートフォリオになるプロジェクトがないことにも気づいたので、自分でアプリも作り始めました。最近は朝活として1時間半ほど朝にプログラミングをしていて、充実しています。

あと労働組合にも参加しました。自動的に労働組合に入っているかと思いきや、自分で加入申請して自分で毎月数千円支払って入る方式でした。失業保険も兼ねていて、加入から一年以上経たないと失業保険手当ももらえないことを教えてもらいました。こわ!「スウェーデンは高福祉」という先入観でしっかり確認していませんでした。意外と自己責任の部分が大きくて、他に何に気づいていないのか怖くなっています。笑

でも一番得たものとしては、チームメイトからの言葉です。私はエンジニア歴が2年くらいのヒヨッコなので、次の仕事見つけられるかなぁ、と不安を話したんです。そしたらテクニカルリードやチームメイトが口を揃えて「あなたを経験2年のエンジニアとして扱ったことがない」「もっと5年以上経験あるエンジニアもあなたよりできない人ばかり」「センスがある」「僕は君からたくさんのことを学んだ」もう、オフィスで泣きそうになりました。まだできないことも多いけど、すぐに自信を失ってクヨクヨしがちなので、こういう言葉を大切にしたいです。

何はともあれ、とりあえず職はあるようで安心です。でもパートナーと同じ会社に勤めるリスクとか、そもそも街を引っ越したい気持ちは変わってなかったりで、ぼちぼち転職活動は続けます。夏の間はだれも採用活動をしていないのでお休みしますが、それまでにポートフォリオを整えます!

スウェーデンのセカンドハンド事情。なぜ利用するかと、昨日の雑貨購入品

近所にお気に入りのセカンドハンドショップがあります。毎週火曜日と第一土曜日にやっているので、第一土曜日の昨日行ってきました。私はミニマリストに片足突っ込んでいる人間ですが、セカンドハンドショップに行くと楽しくて必要ないものも買ってしまいます。最高です。今日はスウェーデンのセカンドハンド事情についてシェアしてみたいと思います。

セカンドハンドショップの種類

まず、スウェーデンにはセカンドハンドショップが多くあります。市内に行くと有名なチェーン店が5つほど競合していて、郊外に行くとまた別のチェーンがあったりします。種類としては、こんな感じです。

  • 下北沢にあるようなおしゃれな古着屋(値段高め、質高め)
  • ブランド物の食器を売っているビンテージ食器屋さん(値段高め、質高め)
  • ビンテージのセレクトショップ(値段高め、質高め)
  • 赤十字や教会が運営しているチャリティーベースのもの(値段低め、質低め)
  • チェーン店のなんでもセカンドハンド屋さん(値段低め、質低め)

一言にセカンドハンドと言っても種類が豊富で、セカンドハンド好きとしては嬉しい。私のお気に入りはチャリティーベースの場所です。セレクトされていないので地元の人が断捨離したものがそのまま流通している感じで、値段も安いのが特徴。ブランド物はないですし、欠けている食器やシミがついたタオルなども売っているので、好みは分かれそうです。でもここで買い物をするとチャリティーにお金が回るので、募金しているようなものなのも気持ちがいいです。

オンラインのセカンドハンドショップ

日本のセカンドハンド界との違いはメルカリのようなサービスがないことだと思います。私は日本にいたときはメルカリヘビーユーザー(ほとんど売る側)でした。

スウェーデンでメジャーなサービスはBlocketとSellpyだと思います。Blocketは個人が売り出したいものを載せて買い手と繋がれるサービスです。ただ、メルカリのように配送インフラが整っていないので、割とお高めの送料を買い手が支払うか、取りに行くか、という感じ。SellpyはH&Mが所有するサービスで、主に洋服を売っています。個人がSellpyに送ったものをSellpyが商品掲載や配送をして、ちょっとだけ売り主にも利益が渡るような仕組みになっています。

正直、オンラインでのセカンドハンドショップの使い心地は日本のほうが断然いいです。こちらではかなり使い込まれている物も売り出されているので、オンラインだとうまく見極められなくて失敗も多いです。特に個人で商品掲載されている場合、日本よりも正直信頼できない側面もあります。

なぜセカンドハンドで物を買うといいのか?

スウェーデンでは、セカンドハンドで物を買うことが推奨されています。実際に利用するかは個人に寄りますが、少なくとも「セカンドハンド利用はいいこと」という共通認識がある感覚です。実際、環境に優しく、節約にもなるのでいいことづくしです。

なぜセカンドハンドは環境に優しいのか、これには2つの側面があります。まず「生産コスト」です。どんな物でも、物を生産するときは環境に負荷がかかります。原材料を取ってきたり、加工したり、流通したり。新しく物を買うと新しく環境に負荷をかけることになるんです。一方でセカンドハンドで物を買うと、すでにこの世にある物なので、生産コストをゼロにできます。もう一つの側面は「廃棄コスト」です。セカンドハンドがなければ、まだ使えるものも廃棄されてしまいます。ゴミを減らして、物を大切に使うことができるのがセカンドハンドです。

あともう一つ、私がセカンドハンドショップで買い物をする理由は「買い物は投票」だからです。買い物をすると間接的に生産者に「これは需要があるよ、もっとしてね」と伝えることになります。でも実際、世の中は過剰消費(overconsumption)で溢れています。一回だけ使って捨てるもの、楽しみが数日で消えるもの、なくても便利さが変わらないもの、すぐ壊れるもの。なんでもモノで解決しようとすると、環境への負荷と私たちが得る楽しみのバランスが崩れていきます。私はこのような過剰消費は止めるべきだと思っているので、セカンドハンドで買い物をすることで需要を作り出さないようにしています。もちろん新品で物を買うこともありますし、全く悪ではないですが、なるべくセカンドハンドショップを利用したいなと思っています。

昨日買ったかわいい雑貨たち

と、真面目な話になったところで昨日買ったかわいい子たちの紹介です。平たいかごと、しっぽが取っ手でじょうろになってる猫ちゃん。ごきげんで歌ってるみたいでかわいい。

緑の花瓶と一輪挿しの花瓶。欲しかったんです、口が狭めの花瓶たち。

スープ皿6枚セット。お花みたいな形になっててかわいい。

これ全部で135krでした。2,000円しないくらいです。安いですよね〜。これだからセカンドハンドショッピングはやめられないのです。