なぜかクビにならなかった

うちの会社は今人員44%カットをしています。今日は自分がクビになるかが分かる日でした。私は8割方クビになるだろうなと思っていたのですが、どうやらクビにならないようです。あれ??拍子抜け。私は新入りなので真っ先にクビになるはずだったのですが、なぜでしょう。何であれ、よかったです。

人員カットが発表されてから今まで、ストレスでした。。冷静に考えると職を失ってもしばらくは金銭面ではそんなに切羽詰まることはないのですが、やっぱりなんというか、無職って心にくる部分があります。元々仕事が好きなんでしょうね。アイデンティティの一つ、生活の軸になっているところがあります。

しかも、彼と同じ会社に勤めているので彼も同じ状況。二人ともストレス溜まりまくりで、喧嘩も増えました。彼の体調がずっと悪かったりもして。ストレスって体に悪いですね〜。

でもこの人員44%カット事件があったおかげで、いろんなポジティブもありました。むしろ経験してよかったと思えるくらいです。

まず、職が脅かされたことで転職活動の準備を始めました。海外の転職活動では必須のLinkedInのアカウントを作って整えて、同僚から推薦状を書いてもらいました。自分のCVに自信がなかったので、転職上手な同僚に見せてアドバイスももらいました。チームメイトの中で私だけ唯一情報関連の学位を持っていないのも気になっていて、学校通ったほうがいいかなぁと不安になったときも、相談に乗ってもらいました。(結果、情報はアップデートされるから学校に行く必要はなし。履歴書を盛りたければ資格でOK!)ポートフォリオになるプロジェクトがないことにも気づいたので、自分でアプリも作り始めました。最近は朝活として1時間半ほど朝にプログラミングをしていて、充実しています。

あと労働組合にも参加しました。自動的に労働組合に入っているかと思いきや、自分で加入申請して自分で毎月数千円支払って入る方式でした。失業保険も兼ねていて、加入から一年以上経たないと失業保険手当ももらえないことを教えてもらいました。こわ!「スウェーデンは高福祉」という先入観でしっかり確認していませんでした。意外と自己責任の部分が大きくて、他に何に気づいていないのか怖くなっています。笑

でも一番得たものとしては、チームメイトからの言葉です。私はエンジニア歴が2年くらいのヒヨッコなので、次の仕事見つけられるかなぁ、と不安を話したんです。そしたらテクニカルリードやチームメイトが口を揃えて「あなたを経験2年のエンジニアとして扱ったことがない」「もっと5年以上経験あるエンジニアもあなたよりできない人ばかり」「センスがある」「僕は君からたくさんのことを学んだ」もう、オフィスで泣きそうになりました。まだできないことも多いけど、すぐに自信を失ってクヨクヨしがちなので、こういう言葉を大切にしたいです。

何はともあれ、とりあえず職はあるようで安心です。でもパートナーと同じ会社に勤めるリスクとか、そもそも街を引っ越したい気持ちは変わってなかったりで、ぼちぼち転職活動は続けます。夏の間はだれも採用活動をしていないのでお休みしますが、それまでにポートフォリオを整えます!