【活用レシピ3選】サワードウスターターを捨てない方法!捨て種は食べられる

サワードウスターター(捨て種)を捨てないといけないと思っていませんか?実はサワードウスターターを捨てずに美味しく食べる方法があるんです!

ちょっと酸っぱくて味に深みがあるサワードウ。一度食べたらやみつきになりますよね。完璧なサワードウを作るのにはコツが必要なので、パン作りを極めたい方にとってはとても作りがいがあるもの。

でも「サワードウって無駄が多いんじゃない?」と思う方もいるはず。
いいえ、サワードウを作るのに一切無駄は発生しません!

この記事ではサワードウスターターを捨てない方法をご紹介します。
美味しくサワードウスターターを活用したい方、必見です!

サワードウスターターは捨てないで!

私のサワードウスターター
ぷくぷくしている私のサワードウスターター

サワードウを作るために必要となるサワードウスターター(サワー種)
酵母を生かすために定期的にフィードする必要があります。

エサとして小麦粉と水を足していくわけですが、ただフィードし続けるとどんどんスターターの量が増えてしまいます。だから一定量取り除いて(捨て種)、フィードしても同じ量になるようにしていくんですね。

ここで出たサワードウスターター(捨て種)を捨てないといけないと思っている人も多いはず。
私も最初は捨てないといけないと思っていました。でも実は簡単に美味しく使える方法があるんです!

サワードウスターターは冷凍できる!

サワードウスターターは冷凍できます
フィードするたびに出る捨て種をジップロックなどに入れて冷凍すれば、時間があるときに解凍して使えるんです。

しかも、2週間までは解凍してフィードすればまたアクティブなサワードウスターターができます。
2週間以上冷凍すると表面の氷が酵母を傷つけてしまうので、2週間以上冷凍する場合はパン作り以外に使いましょう。(この後レシピを紹介します。)冷凍した捨て種でパンを作るわけでなければ、何ヶ月も冷凍しておけます。

使うときは自然解凍させればOK。
スターターを冷蔵保存していると悪くならないか心配なものですが、冷凍すればそんな心配もありません!

【活用法】サワードウスターターを使ったレシピ

ではサワードウスターターの捨て種で何を作ればいいのでしょうか?
サワードウスターターは基本的には小麦粉と水。たくさん使い道はありますよ。

サワードウスターターを使ったおすすめのレシピを3つ紹介します!

ワッフル・ホットケーキ

このワッフル、やみつきになりますよ

外はカリカリ、中はもちもちで美味しいワッフル(ホットケーキ)ができますよ!
サワードウの深い味が特徴的で、トッピングなしでもどんどんいけちゃう。余ったら冷凍もできるので、うちは大量に作って冷凍し、平日のお昼ご飯や朝ごはんにトースターで温めて食べています。

<材料(ワッフル12個分)>
★サワードウスターター(捨て種)230g
★薄力粉 240g
★砂糖 30g
★牛乳 450g
・卵 2つ
・バター 60g
・塩 小さじ⅓
重曹 小さじ1(ベーキングパウダーでも可)

<作り方(King Arthur公式サイト)>
①(焼く前日の夜に)★の材料をすべて大きなボウルに混ぜて、常温で一晩置く。小さな穴がポツポツ出てきます。
②卵とバターを混ぜて、一晩置いた①に加える。
③塩と重曹(ベーキングパウダー)を①に加える。化学反応でシュワシュワと泡が出てきます。
④ワッフルの場合はワッフルメーカーで、ホットケーキの場合はフライパンで焼く。

一晩置くと外はカリッと中はもちっふわっとして美味しいですが、材料を混ぜてすぐに焼いても美味しいワッフルが出来上がります。生地がシュワシュワする様子は動画でインスタにアップしているのでもし興味があればどうぞ。

クラッカー

サワードウクラッカーは一押し
サワークリームを塗っているかのような味がして、どんどん食べられます。
分量も適当で大丈夫。簡単に美味しいクラッカーができるので、一度は試してもらいたい一品。
お好みのハーブをいろいろ試してみてくださいね!

<材料(オーブン鉄板1枚分)>
★サワードウスターター(捨て種)200g
★バター 30g
★お好みのハーブ 小さじ2
★塩 少々
・上にかける塩 少々

<作り方(King Arthur公式サイト)>
①★を全部混ぜる。
②スプーンなどでオーブンシートに薄く塗り広げて、上に塩を振りかける。
③160度で10分焼いたら一度オーブンから取り出し、クラッカーサイズになるように切れ目をいれる。
④焼き色がつくまでオーブンで焼く。(オーブンによりますが、うちは170度で30分)

ピザ生地

冷蔵庫に使いたい野菜がたくさんあるときはピザがおすすめ。
なんでもトッピングできちゃいます。サワードウならではのしっかりした食べ応えです!

<材料(直径30cmを2枚分)>
・サワードウスターター(捨て種)230g
・強力粉 300g
・塩 6g
・水 140g~170g
ドライイースト 小さじ½

<作り方(King Arthur公式サイト)>
①材料をすベて混ぜる。水はまず140g入れて、まとまらないようだったら少しずつ追加で足す。
②生地がつるんとまとまるまで7分ほど捏ねる。
③2倍に膨らむまで濡れ布巾をかけて発酵させる(一次発酵)。2~4時間。
④パンチして2つに分割、オーブンシートの上でピザ型に伸ばす。生地が伸びにくい場合は15分ほど置いてから伸ばす。
⑤トッピングをする前に230度(ご自宅のオーブンで一番高い温度)で5分程度焼く。サワードウは焼き色がつきにくいので先に少し生地を焼く必要があります。
⑥ソースやチーズなどトッピングをして、10~15分、焼き色がつくまでオーブンで焼く。

そのままレンジでチン

レンジの画像

サワードウスターター(捨て種)をそのままレンジでチンするのもおすすめ。
酸っぱくてもっちりした蒸しパンができます。そのままだとちょっと酸っぱいので、ジャムやはちみつなどをつけて食べると甘さで相殺されますよ。

スターターの量を減らすのがおすすめ

自作のサワードウ

サワードウスターターの使い道は無限大ですが、なかなか時間が取れない方はスターターの「量を減らす」のがおすすめです。

サワードウスターター(捨て種)の量を減らす方法は以下の2つ。
・フィードの回数を減らす
・フィードの量を減らす

1週間に一度フィードすれば健康なスターターを保てます。毎日のようにフィードしている方は、フィードの回数を減らせば捨て種が少なくなりますよ。

フィードの量を減らすのもおすすめです。私は20gのスターターに水と小麦粉を30gずつフィードしています。そのため、捨て種は1週間に60gしか出ません。捨て種は冷凍しているので、200gくらいたまったらクラッカーやワッフル、ピザを作っています。3週間くらいでやっと200gたまりますよ。

1週間に一度パンを焼くなら、捨て種を全く出さないことも可能です。パンを焼くときにスターターを使うと、瓶に少量余りますよね。普通ならここでフィードすると思うのですが、フィードせずに瓶に残った少量のスターターだけ冷蔵庫に保存します。次にパンを焼くとき(1週間後)にフィードすれば、捨て種は全く出ません!

サワードウスターターを捨てないでパン作りを楽しもう

パン作りって楽しいですよね!
特に小麦粉、水、塩だけで美味しいパンが出来上がるサワードウは魔法のよう。

「食べ物を捨てたくない!」という思いでサワードウスターターを始めることに躊躇していた人は、これを機にサワードウ に挑戦してみてくださいね♪何も捨てないでOKです!