月経カップの折り方はたくさんあります。
人によって膣の構造や筋肉の付き方が異なるので、いろいろな折り方を試してみて自分に合う折り方を探してみましょう。入れやすいだけでなく、中で開きやすい折り方を見つけると経血が漏れず快適です。
この記事では簡単に折れる基礎編から少しコツがいる応用編まで、月経カップの折り方をご紹介します!
【基礎編】月経カップの折り方
まずは月経カップメーカーの説明書によく載っている基礎的な折り方です。
Cフォールド
Cフォールドはアルファベットの “C” のように月経カップを折り曲げます。先端があまり小さくならないため、入れにくいと感じる方も多いかもしれません。カップのリム(縁)が重ならないように少しずらすと入れやすくなります。簡単に折れて中で開きやすいので、Cフォールドは人気の折り方です。
パンチダウン
パンチダウンは月経カップの先端が小さくなるので入れやすく人気の折り方です。Cフォールドが入れにくい方はパンチダウンがおすすめ。折り方はリム(縁)を中に押し込むだけで簡単です。ただ、人によってはカップの折り目が中で引っ掛かってしまい開きにくいこともあります。
セブンフォールド
月経カップのリム(縁)が数字の “7” のような形になるセブンフォールドも基本の折り方の1つです。月経カップの先端が平たく小さめになるのが特徴です。元に戻ろうとする力が強い折り方なので、月経カップが正しい位置に入るまで抑える手の力が必要ですが「カップがなかなか開かない」方におすすめの折り方です。セブンフォールドはパッと開きやすいでしょう。
【応用編】月経カップの折り方
基礎編の月経カップの折り方ではうまく入らない・開かない方は、応用編を試してみましょう。少しコツがいりますが、かなりカップが小さくなります。
Iフォールド
セブンフォールドをさらに小さく折りアルファベットの “I” を作るのがIフォールド。セブンフォールドでもまだ先端が大きいと感じる方におすすめの折り方です。こちらも元に戻る力が強いので、中で開きやすいと言われています。
ダイヤモンド折り
ダイヤモンド折りでは名前の通りカップをダイヤモンド型にします。
ハーフダイヤモンド折り
ダイヤモンド折りをさらに半分に折るとハーフダイヤモンド折りになります。
ラビア折り
ラビア折りはかなり上級者用です。月経カップのリム(縁)を中に押し込んで折り込みます。手の力が必要ですが、カップ全体がかなり小さくなり入れやすいです。
折り紙折り
折り紙折りではカップのリム(縁)を袋のようにして中に折り込みます。こちらもコツが必要なのでかなり上級者編かもしれません。
月経カップの柔らかさやサイズもポイント
今回写真で使用したのは月経カップ「メルーナ」。
月経カップによって「柔らかさ」や「サイズ」が違い、カップの入れやすさや中での開きやすさに影響します。
いろいろな月経カップの折り方を試してみても合わない場合は、カップ自体が体に合っていない可能性があります。その場合は他の月経カップに乗り換えることも検討してみてくださいね。