【新SAT1480点】おすすめSAT勉強法!語彙の増やし方(前編)

私は帰国子女枠で大学受験をするためにSATを受験しました。
アメリカの教育システム(AP)を選択し勉強していたので、非英語圏滞在でしたが、SATが必要だったのです。

英語で授業を受けたのは2年程度と、帰国子女枠で受験する生徒の中ではかなり短い方でした。
それでも、1480点取得することができました。今回は、私がどんな本、勉強法、ウェブサイトを使ったのかをお伝えしていきます。

英語が得意ではないけどSATで高得点を取らないといけない人
英語は話せるけどテスト形式で高得点を取れるか不安な人
・英語の語彙を増やしたい人
皆さんの参考になればいいなと思います。

帰国子女受験をする上で、なぜ統一試験で高得点を取ることが重要なのかは別の記事にまとめてあります。モチベーションが上がらない人はまずこれ↓からみてね!

SATの勉強には3種類ある

SATのテストの構成

まず、SATにはEvidence-Based Reading and WritingとMathの2つのセクションがあります。簡単に言うと英語と数学ですね
各800点満点で2つ合わせて全体で1600点満点です。

このEvidence-Based Reading and Writingでいい点数を取るためには、語彙を増やすこと、問題の形式に慣れることの2つのアプローチで勉強していく必要があります。

①語彙を増やす②問題を解けるようになる③数学

SATはTOEFLなどと違って言語能力を試す試験ではありません。
学力を試す問題の形式となっています。
なので、言語だけにとらわれていると点数が伸び悩むと思います。

いわゆる国語力・読解力も必要になってきます。
長文を読めるようになることや、問題が何を問うているのかも正確に理解できるようにならないといけません。

単語ばかり覚えていてもいい点数は取れないし、かといって問題ばかり解いていても同じです。大事なところは押さえつつ、バランス良く勉強していくことが重要なんです。

そこで、SATの勉強には①語彙を増やす②問題を解けるようになる③数学の3種類の勉強があると思います。

まずは「①語彙を増やす」から見ていきましょう!

単語ノートを作ろう!(語彙を増やすためにすべきこと①)

「単語ノート」って何?

私は少しずつ語彙を増やすために「単語ノート」を作っていました。

帰国子女入試のためにSATを受験する皆さんは今、英語で授業を受けていると思います。授業で知らない単語もたくさん使われるのではないでしょうか。

そこで、先生が使った言葉、教科書に出てきた言葉、宿題で出てきた言葉など、なんでもいいので、分からない単語はノートに書き留めてみてください。
単語を書くだけで、訳さなくてOKです。

この授業中に書き溜めた、訳の分からない単語のリストが「単語ノート」です。
この単語たちを、時間のある時に訳しておくんです。
すると、授業中によく出る単語から少しずつ覚えることができます。

私のノート公開!適当でいいからメモしておこう

進んでいく授業の中で、いちいち知らない単語の意味を調べるのは難しいです。
先生が口頭で使った単語の場合は綴りを当てるところから始めないといけないですからね。知らない単語が出てくるたびに意味を調べていたら、肝心の授業に集中できませんよね。

そこで、知らない単語「のみ」をノートに書き留めるんです。
意味はその場で調べなくてもOK!同じ単語を何度も書いてしまってもOKです。
スペルがめちゃくちゃでも、カタカナで書いていても構いません。

「単語ノート」をその場に持っていなくても、授業のノートの端にメモしておくだけでもやっておきましょう。

これは私が留学して1年目に、歴史の授業のノートの端に書いていたものです。単語ノートは残っていませんでしたが、この写真はありました。

Unsubstantiated fearとかparanoiaという言葉を先生が使っていて、理解できなかったのでメモしてあります。「心配しすぎ」と書いてあるのは、なんとなく文脈で意味を当てていたからです。

このように、なんとなくでいいので文脈もメモしておくと後で便利です。
この写真のものは合っていますが、(単語を聞き取れていなくて)カタカナがめちゃくちゃで、どんな単語か綴りを当てられないこともあるので笑
(ちなみに、Unsubstantiated fearは「根拠のない恐怖」でParanoiaは「被害妄想」という意味です。)

なんでこの方法で「単語ノート」を作ると語彙が増えるの?

先生が使う単語は超重要な基本単語!

特に、授業の内容を理解しきれない人にとってこの「単語ノート」は効果覿面だと思います。授業の内容が分かるようになり、SATの点数も上がることが期待できます。

というのも、授業でよく出る単語は、SATを受験する上で基本的な単語なんです。
先生たちが使う単語は、変に難しくて誰も使わない学術用語ではなく、実際によく使われている重要単語です。SATの出題者も当たり前のように使います。

授業でよく使われる基本単語から覚えていくと、理解できる単語がグングン増えるのが感じられると思います。

また、私は授業中に聞いた単語以外にも、英語の小説に出てくる単語も書き留めていました。SATは長文問題として小説も出題されます。物語に出てくる単語は意外と似通っているので、一度単語ノートに書いておくと小説問題も読みやすくなりますよ。

よく聞く単語を一回訳しておくことが大事

また、この単語ノートは単語帳にする必要はないと思います。
たまに単語ノートを開いて、書いてある単語を眺めるだけでも割と覚えられるものです。

本当によく使われる単語なので、学校生活をしていたら自然と覚えられます。
ただ、だからといって放置しておくと「よく聞くけど意味はよく分からない」ということになってしまいます。

一度意味を調べないと、いつまでも分からないままです。
きちんと語彙を増やすためには、一度辞書で意味を調べる必要があるんです。
それをするのが「単語ノート」です!

分からない単語はたーくさんあるので、すぐに全て覚えることはできないと思いますが、一度意味を調べることが大切です。そうすると、なんとなくでも意味が想像できるようになってきます

「一度意味を調べたことがある単語」を増やすと、調べていない単語の意味も想像できるようになり、語彙が一気に増えます。英語の勘が身につくんです!

英英辞書を使おう(語彙を増やすためにすべきこと②)

語彙を増やすために、普段から英英辞書を使いましょう

英和辞書を使うなということではありません。単語をノートにまとめたり、単語帳にしたりするときは英和辞書が便利だと思います。

ですが、英和辞書のみを使うと、その言葉のニュアンスを計り違えることがあります。

英和辞書では、英語の単語に対応する日本語の単語が2つか3つ並んでいることが多いですよね。この日本語の単語の意味をあなたはきちんと理解できていますか?

学術的な英語を調べると、当然学術的な日本語で訳されます。
母国語なので、なんとなく意味が分かったような気がして、そのままにしてしまうことが多いと思います。

ですが、実際にその単語で例文を作れますか?
例文を作れないと、それは理解した気になっただけです。
理解した気になっただけだと、その単語の意味はすぐに忘れてしまいます。定着しません。

英英辞書を使うことで、もっと噛み砕いた表現で単語の意味を知ることができます。
本当に理解できるようになるので、覚えもはやくなります。

英語の勘を身に付けてグンと語彙を増やすためには、英英辞書を普段から使うことは大切です。

参考までに↓Longmanの辞書が入ってるのがおすすめです。

語彙を増やす≒英語の勘を身につける

「語彙を増やす≒英語の勘を身につける」と言えるくらい、語彙を増やせば、英語の勘が身について見たことがない単語の意味も当てられるようになってきます。

SATでは様々な種類の長文が出題されるので、これに出てくる全ての単語を覚えることはほぼ不可能です。そこで、英語の勘があれば文章全体の意味が捉えられるようになるんです。

単語帳と向き合うようないわゆる単語の勉強も大事ですが、こういう地味な、コツコツした努力がSAT高得点につながります。

次の記事で、SAT頻出単語の覚え方と問題形式の慣れ方、数学の重要性について書いています。
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