2021年7~9月、彼氏に会いにスウェーデンに渡航しました。コロナ禍の渡航で緊張しましたが、無事に渡航・帰国できたのでレポートします。
この日々変わりゆく情勢で私個人が体験したことですので、あくまで参考程度に留めておいてください。うっかりミスによるトラブルありの体験談です。
私個人が感じたコロナ禍の海外渡航の注意点もご紹介していますので、海外渡航の予定がある方はぜひ一度目を通しておくといいかもしれません!
日本出国前〜スウェーデン入国
まずは日本出国前〜飛行機〜スウェーデン入国までの経緯です。やはり自国で作業する段階なので、この時点ではスムーズに進みました。
航空会社・渡航ルート選び
スウェーデンに渡航すると決めてから、航空会社・渡航ルート選びが始まりました。私はエミレーツ航空、ドバイ経由でチケットを購入。
乗り換えだけなら、ドバイでは何も書類がいらなかったので必要書類はスウェーデン入国に必要なものだけです。エミレーツ航空は「グローバル・マルチリスク旅行保険」というものをやっていたのもポイントでした。
・海外医療費および緊急避難時の費用最大500,000米ドル。
引用:Emirates マルチリスク旅行保険
〜中略〜
・新型コロナウイルス(COVID‑19)検査または空港での健康診断を受診できなかったために旅行を中止する必要がある場合、最大7,500米ドル。
・新型コロナウイルス(COVID‑19)検査で陽性となり、海外に滞在中に偶発的に必須の自主隔離が必要とされる場合、連続する14日間まで、ご搭乗者1人につき1日当たり150米ドル。
〜中略〜
・2020年12月1日以降に**フライトを購入される場合、マルチリスク旅行保険*が自動的に航空券に付帯します。
もちろん変更手数料無料・キャンセルの場合は全額返金のチケットです。コロナ禍では何が起きるかわからないので、フレキシブルなチケットを購入するのがおすすめです。私は結局2度出発日時を変更しました。
コロナ禍では、乗り換えがある場合は乗り換え地点での必要書類と航空チケットの柔軟さを重視してチケットを選ぶと良さそうです。
陰性証明書のためにPCR検査を受ける
2021年7月時点では、スウェーデンに入国するために入国前48時間以内に受験したPCR検査の陰性証明書が必要でした。
夜22時ごろ出発のフライトだったので、当日15時までに検査結果が出る病院で当日朝にPCR検査をしました。病院によって料金や結果が出るまでの時間がかなり違ったので、しっかりとリサーチして医療施設を探す必要があるかもしれません。
飛行機はガラガラ・マスク必須
空港でチェックインする際や、ボーディングの際(航空機搭乗前)にコロナ関係の書類を確認されます。本当に最終地で入国できるかここで何度も確認されるので、書類の不備で入国できない不安はあまりありませんでした。
飛行機はもちろんガラガラ。エコノミーなのにゆったりと3席使えて、空の旅は快適でした。
機内でのマスクは必須で、飲食中以外に外すと注意されていました。機内で2度ほどマスクが配られるので、フライトの途中で新しいマスクに変えられるのはありがたかったです。手指消毒液も小さなボトルで配られます。
各フライトで配られたので、日本に帰国するころには4本持った消毒液リッチになっていました。
スウェーデン出国前
スウェーデン滞在中は田舎でひっそりと暮らしていたので、何もトラブルはなく。出国直前にだけ手続きが必要でした。
陰性証明書のためにPCR検査を受ける
日本に入国するために出国前72時間以内に受験した陰性証明書(出国前検査証明)が必要だったので、医療施設で予約をとってテストしました。
スウェーデンを出国する方は「Läkarintyg」がおすすめです。私はアーランダ空港で受けました。3~12時間で結果が来る通常プランでしたが、タイミングが良かったのか2時間で結果がメールで届きました。結果通知後にまた検査所に行けば、快くプリントアウトもしてくれました。プリンターがなかった私は大助かり。
日本入国時は日本の用紙で陰性証明書を発行してくれるところを探す必要があります。海外なのであまり信用しすぎず、ちゃんと日本の陰性証明書が必要だと伝わっているか何度も確認しました。
空港周辺のホテルに宿泊
私はフライトの前日に滞在先から首都ストックホルムに行き、そこでPCR検査を受けたので、フライト前日は空港周辺のホテルに宿泊しました。
注意点としては、コロナ関係でレストラン等がかなり閉まっているので空港での飲食の選択肢が少ないこと。ある程度営業しているのでゼロという訳ではありませんでしたが、一応書いておきます。
日本行き飛行機内〜日本入国前
日本入国前はうっかりミスでトラブルが発生しています……!
空港・飛行機内で誓約書etc.に記入
まずフライト中に書類が配られて諸々記入します。ペンを持参しているとスムーズです。
いつも通りの税関の紙に加えて、誓約書と、滞在国を申請する紙など、合計4つの書類が配られました。CAさんも苦笑いで、多いですよね〜という感じ。笑
紙の書類の他にも、質問票に答える必要があります。これはインターネットが必要なので、出発前に空港で(もしくはそれ以前に)終わらせておくといいと思います。回答が終わったらQRコードのスクリーンショットを撮るのを忘れずに。
空港でPCR検査・アプリダウンロード
日本の空港に着いたら、コロナの検査とアプリのダウンロードが求められます。アプリをダウンロードできるスマホを持っていないと自費でレンタルすることになるので要注意です。
空港ではブースを回り、スマホの設定を確認したり注意事項を聞いたりします。飛行機から降りる際に滞在国を聞かれ、そこでホテル隔離組と帰宅組に振り分けられていました。
私が飛行機到着から空港を出るまでかかった時間は2時間程度です。待ち時間が少ないほうだったのかなと思います。
ハイヤーで帰宅(トラブル発生)
空港から隔離先までは公共交通機関を使用できないので、帰宅方法を確保しておく必要があります。
誰かに車で迎えに来てもらうか、車をレンタルするか、ハイヤーするか、滞在先のホテルへの送迎車を使うか、という感じでした。私はハイヤーで帰宅です。
しかし実は空港で指摘されるまで規制が変わったことに気づかず、ホテルで3日間隔離されると思っていた私……。自宅に帰らないといけなかったのですが、もちろんハイヤーは予約できておらず、ちょっと焦りました。
奇跡的にキャンセルが出たハイヤーをゲットできすぐに帰宅できましたが、皆さんは規制の変更に常に気を配っておくと安心です。特に私のように旅行期間が長いと、出国時と帰国時の規制が変更されている可能性が高いので要注意。いい勉強になりました。
日本入国後の隔離期間
日本入国後は14日間の隔離期間があります。
14日間、自宅で隔離
私は自宅で14日間隔離生活を送りました。不要不急の外出はせず、大人しく自己隔離です。仕事ももちろんリモート。一人暮らしの方は、食料や日用品などの調達はオンラインサービスを活用するのが良さそうです。
アプリで位置情報確認、健康管理
隔離期間中、毎日アプリで健康状態の報告をし位置情報の確認をされます。ビデオ通話も今のところ毎日来ていますね。
誓約書に違反して名前が公表された例もすでに複数あるようなので、当たり前ですがしっかり応答する必要があります。
規制はすぐに変更されるので、よく確認すること
今回は大きなトラブルなく無事に海外渡航・帰国できましたが、コロナ禍の旅行はかなり神経を使いますね。
完全に自業自得のミスですが、今回空港からのハイヤーが予約できていなかったときは少し焦りました。直前の手配だったので目をつけていた最安値のハイヤー会社を使えず、多少出費も多くなっています。
気にかけることが多く忘れがちになりますが、最後に確認したときと規制が同じか必ず確認してから出発する必要がありそうです。以上、コロナ禍の海外渡航・帰国レポート(2021年9月時点)でした。