国際恋愛の障壁となるのが「言葉の壁」。私はオランダ人のパートナーと英語で会話していますが、やっぱり言葉の壁を感じることはあります。
そこで今回は、国際恋愛における言葉の壁の乗り越え方と、メリット・デメリットをシェアします。
自分の経験だけでなく、友人や家族の国際恋愛カップルの話も参考にして書いています。
この記事を読み終わる頃には「言葉の壁は大したことない」と思えるはずですよ。
言葉の壁があると大変なこと
まずは言葉の壁があると大変なことから紹介します。ある程度その言語を話せても、やっぱりデメリットはあるものです。
気持ちを正確に伝えられない
パートナーシップにおいて気持ちを伝えることは大切ですよね。でも言葉の壁があると、気持ちを正確に伝えられないことがあります。
日本語でも自分の気持ちを伝えるのは難しいもの。特にモヤモヤしていたり、喧嘩中だったりすると、的確な言葉を見つけるのは大変です。
言葉の壁があると「私が言いたいのはそうじゃない!!チッガーーーう!」とフラストレーションが溜まることは多いかもしれません。
誤解が生まれることが多い
誤解が生まれることも多いでしょう。
お互い異なる文化で育ってきていますし、同じ言葉に対する理解が違うことも多いです。こちらは攻撃したつもりはなくても相手には攻撃的に聞こえてしまって、喧嘩になることも。
ちょっとした表現の違いで意味がガラッと変わることもありますよね。”What’s wrong?(どうしたの?)”と聞くのと”What’s wrong with you?(頭おかしいんじゃないの?)”と聞くのとで大きく意味が違うように。
すれ違いが起きているのに気づかずに会話を進めて、お互いイライラしてくるのもあるあるでしょう。
ずっと話していると疲れる
ずっと外国語で話していると疲れてしまいます。
私はたまに「もう英語は話したくない」と思うことがあります。交際3年目で徐々にそういうことも減ってきましたが、未だに疲れますね。
英語に疲れたら、パートナーに伝えてしばらく話すのをやめたり、日本語の映画を一緒に見たりしています。
パートナーの家族と話すのが難しい
パートナーの家族と話すのが難しいのは、国際恋愛において結構大きな障壁かも。
私は最初、パートナーの家族のアクセントが強くて、何を言っているか理解できませんでした。これはもう理解を求めるしかありません。誤解がないように、家族に「私はあなた方の言葉を聞き取れないことがあります」と事前に伝えていました。
パートナーとならある程度譲歩できますが、家族となると難しいですよね。
言葉の壁があるメリットも多い!
しかし、国際恋愛で言葉の壁があるメリットも多いんです。私はデメリットよりもメリットの方が多いと思っていますよ。
多少のズレは言葉の壁のせいにできる
多少のズレは言葉の壁のせいにできます。日本人同士でもコミュニケーションのズレが生じることはありますよね。
国際恋愛なら、そんなズレを言葉の壁のせいにできます。相手が「ん?」と思うことを言っても「まあ理解が違うんだろうなぁ」くらいの気持ちでゆるく捉えられるんです。
お互いに寛容でいられるので、多少のズレで喧嘩になることは少ないんではないでしょうか。
余計な一言を言いづらい
言葉の壁があると余計な一言を言いづらいこともメリットです。
常に「これ、英語でなんて言うんだっけ?」と考えながら話しているので、ちょっと言葉にブレーキがかかります。日本語だったらポロっと言ってしまっていた余計な一言も、言葉の壁があれば言いません。
まぁ、ほとんどの場合は面倒くさくなって言わないだけなんですけどね。
コミュニケーションをよく取るようになる
言葉の壁があるからこそ、コミュニケーションをよく取るようになります。
ちゃんと話さないとお互いを理解できないので、適当なコミュニケーションでは(長期的には)成り立ちません。しっかりお互いのことを観察するようになります。言葉の壁があるからこそ、その壁を乗り越える一つのチームになる感覚です。
逆説的ですが、言葉の壁があるからこそたくさん話しているんだと思います。
言語力がつく
そしてやっぱり、毎日外国語を話していれば言語力がつきます。
無料の留学、無料の言語練習。私はパートナーと付き合い始めてから英語がグッと上達しました。毎日英会話していれば当たり前ですかね。
字幕なしで映画も見られますし、ビジネス場面で英語にビビることもありません。いい練習になっているなぁと思います。
言葉の壁の乗り越え方
さて次に、国際恋愛で言葉の壁を乗り越えるために私が意識していることを紹介します。
分からない単語があったら調べる
分からない単語があったら調べるようにしています。
やっぱり少しは勉強した方がコミュニケーションが円滑になるので……。自分の語彙が増えて、伝えたいことを伝えられるようになりました。
私は元から英語を話せたのであまり勉強は必要なかったのですが、もし英語が得意ではなかったら3ヶ月くらい特訓していたかな〜と思います。やっぱりある程度ペラペラ話せるレベルにまで持っていかないと、コミュニケーションが辛いかもしれません。
短い言葉は日本語で話す
短い言葉は日本語で話しています。英語に疲れるのは、すべてを英語で話そうとするからだと思うんです。
なのでちょっとした独り言は日本語ですし、「あれとって」「いってらっしゃい」「なんで?」「ちょっと待って」くらいは日本語です。”Could you pass me that cup?”よりも”cupとって”の方が、脳に優しいんですよね。
短い言葉はお互いに覚えると、日常生活のストレスが少なくなるはずです。いちいち「これ英語でどう言うんだ?」と考えなくてもよくなるので。
パートナーとは長い付き合いになるので、なるべく省エネで会話しています。笑
完璧主義になりすぎない
言葉の壁を乗り越える上で、完璧主義になりすぎないのも大事。
文法はめちゃくちゃだし、全く違う言葉を使っちゃうこともあります。相手の言っていることが一切分からないときもあるし、自分が何言ってるのか分からなくなることさえあるんです。
でも、全然気にしていません。だって、別に試験でもなければビジネスでもないんです。間違えても気にせずに、とにかくコミュニケーションを取ることを大切にしています。
「間違えてもいいし、分からなくてもいい」という感覚でいると、言葉の壁なんてへっちゃらですよ。
辛抱強く聞いて、話す
辛抱強くお互いの話を聞いて、辛抱強く伝えようとすることも意識しています。
言いたいことを伝えるのに時間がかかるのは、国際恋愛の定め。何度も言い換えてみて「いや、こういう意味じゃない……」「〇〇って英語でなんて言うんだ?」とつまずきながら伝えます。
「あとで、言いたいことがまとまったら言うから待ってて」なんてこともありますよ。
ここで「もういいや」と諦めてしまうと、いつまでもコミュニケーションが取れません。なので、辛抱強く聞くことは大切だと思っています。私の場合はパートナーが私の意図を汲み取ってくれるのが上手なので、かなり助かっていますが。
コミュニケーションを取れば言葉の壁は大したことない
諦めない!辛抱強く!
間違えてもいい!分からないことは分からないと言う!
これができてれば、言葉の壁なんて大したことじゃありません。
結局は、コミュニケーションが大切。言葉の壁があっても、お互いの努力次第でコミュニケーションは取れるはずです。