考え、感情を吐き出す!「絶対に読み返さないノート」を今すぐ作るべき理由

ストレスが溜まっている、何をしたらいいのか分からない、モヤモヤする、、

人それぞれ、色んな悩みを抱えていますよね。家族、友達、仕事、恋愛、将来。

グルグルと同じことばかり考えてしまって、どんどんネガティヴになったり、解決策が出ないままストレスだけ溜まっていったり。そんなときに是非やってみて欲しいことがあります。

それは、「絶対に読み返さないノート」を作ること。
私の尊敬する人が何十年も続けている方法を私もふと試してみたら、心が軽く、明るくなったのでそのやり方を書いてみたいと思います!

「絶対に読み返さないノート」の作り方

準備するもの

「絶対に読み返さないノート」の作り方は簡単です。
準備するものはノートとペンだけ。

何かモヤモヤしていることがあるときや、ないときに、「なんでも」考えていることをノートに書きます。これだけです!

文法や、文章全体の構成などは気にしてはいけません。
とにかく頭に浮かんできたことをつらつらと書いていくんです。
なんなら何語で書いても良いんです。もうなんでもあり。

ただ一つだけ絶対に守らないといけないルールがあります。
それは「絶対に読み返さないこと」。

なぜ絶対に読み返してはいけないのかを見ていきましょう。

絶対に読み返してはいけない理由

自分の考えを吐き出したものを読み返してしまうと、何を書くのかに気を遣ってしまうようになります。それではいけないのです。

誰にも言えない、心の深いところにある汚い感情も含めて、なんでも書いてしまうのがこの「絶対読み返さないノート」です。
自分でも見たくない自分を安心してさらけ出せる場にしてあげないといけないのです。

読み返してしまうと、殻を破ることができず、本当に深いところで思っていることを吐き出すことはできなくなります。
自分を含め誰にも絶対に読まれない、という前提があるからこそ、何も気にせずにただただ思考を吐き出すことができるのです。

ただの紙ではなくノートを作る理由

いらなくなった書類の裏などを利用して、考えを書き殴ったことがある人もいると思います。
しかし、ここでは、ただの紙に書くのではなく、これ専用の「絶対読み返さないノート」を作ることをおすすめします。

ノートに書くことで、前に書いたものが残りますよね。
反対に、紙に書くだけなら一度書いたものは捨ててしまうでしょう。

絶対に読み返しちゃいけない!と言っているのに、残しておいた方がいいというのは矛盾のような気がしますが、個人的にはノートにすることでいい効果が感じられました。
自分の考えを絶対に受け止めてくれるモノがあるということが、安心感につながるんです。

困ったらこのノートに頼ればいい、と思えますし、使い込んでいくと「自分こんなに頑張ったんだなあ」自分を認めてあげることもできるようになります。

効果

考えがまとまる

人に話したり、紙に書いたりすることで考えがまとまる経験をしたことがある人は多いと思います。
頭で考えているだけだと、グルグルと同じ思考を巡ってしまいます。

文字に起こすことで、人に話しているのと同じような効果を得られます。
考えがまとまり、新しいアイデアなども浮かびやすくなります。

モヤモヤを視覚化することで、頭の中を整理することができ、ストレスの根本的な原因や、モヤモヤの具体的な解決法が浮かび上がってきます。

考えすぎなくなる・同じことを考えにくくなる

文字に起こすと、同じことを考えたときに「あれ?もうこの内容書いたぞ」と気付くことができます。
すると同じ考えを堂々巡りし、考えすぎる必要がなくなるわけです。

例えば、人間関係で、人が言った言葉を深読みしすぎてしまうということを防ぐことができます。
その一言のためにどれだけページをさいているのかが分かるからです。
些細なことにどれだけ「考えすぎ」ているかを可視化できるんです。

「注意は有限」

また、「注意は有限」という話を聞いたことがありますか?

「注意は有限」の例を挙げると、例えば、運転免許を取りたてのときは、運転に必死で会話を楽しむ余裕なんてないでしょう。注意は有限なので、会話に集中してしまえば、会話に向けられた注意は運転から削がれます。心理学的に有名な話です。

何か恥ずかしいことを思い出すときに、手を自然とブンブン振ってしまうことがありますよね。これは、恥ずかしいことを思い出してしまっている思考から注意を削ぐ行為なのです。人間に自然に備わっています。

同じように、「書く」という動作をプラスすることで「考えること」への注意を削ぐことができます。
書くことで思考にブレーキをかけているのです。
考えすぎてしまう人は、とりあえず紙に書いてしまうことをおすすめします!

携帯やパソコンで打つのではなく、紙に書くという動作をするということも大切です。
タイピングをすると文字は単調ですが、紙に書くと文字の線の曲がり方などが一文字一文字異なります。
また、この時代タイピングすることの方が慣れている人が多いので、紙に字を書くという普段あまりすることがないことをすることで、もっと「書く」という動作に注意を向けることができるのです。

余計なことを言わなくなる

もう一つの効果としては、余計なことを言わなくなります。口は災いの元と言いますよね。

ストレスが溜まっていたり、自分でも理解できないような感情があると、刺々しい物の言い方をしてしまいやすくなります。

「絶対に読み返さないノート」にあらかじめ、汚い感情を書き出していると「つい口を滑って言ってしまった」ということが起こりにくくなります。自分がモヤモヤしているから、周りの人に当たってしまって、それが悪循環になることを防ぐことができます。

おわりに

私はこの「絶対に読み返さないノート」を作ってから、かなり頭の中がすっきりするようになりました。
人によって、運動したり、人と話したり、文章を書いたり、と自分に合うストレスの発散方法は違います。「絶対に読み返さないノート」は文章を書くことで頭の中を整理できる人におすすめの方法です。

体の健康は、みなさん気を付けていますよね。
バランスの良い食事をしたり、質の良い睡眠を取ったりなどすることが大切なことはみんなが知っています。

でも、心の健康に気を配ることも同じくらい大切なことを忘れてはいけません。
私たちは、心を通してこの世界をみています。自分の経験することはすべて心の状態に影響されているのです。心がすっきりしていなければ、楽しめることも楽しめなくなってしまいます。

ポジティブになりたい、ストレスの発散をしたい、悩みの解決法が見えない、という人は一度「絶対に読み返さないノート」を作ってみてください。おすすめですよ。