転入生がクラスに馴染むコツまとめ!待ちの姿勢が大事。【転校5回経験】

「あした初日か…緊張するなぁ」

転校は緊張するもの。知らない人たちの輪に飛び込んで、新しい生活が始まります。
うまく馴染めないと孤立してしまうのではないかと不安がある人も多い。

わたしは今まで転校を5回しているので、自称・転校のプロ
小学校のときに4回転校し、高校で1回転校しました。

転入に慣れていてコツを知っていたからか、いつもうまく馴染むことができました。
転入生だということを忘れられ、私の知らない昔話を振られることもしばしば。

少しコツさえ知っていれば、転入生としてすぐクラスに馴染めます。
友達もすぐできます。大丈夫。

この記事では私が転入生としてクラスに馴染むために心がけていたことをまとめました。

自分から話しかけない

意外かもしれませんが「自分から話しかけない」ことが転入生が馴染むためのポイントなんです。

なぜ「自分から話しかけないべき」なのか?
まずは「相手の安心感」と「友達間・男女間の嫉妬」の2つに分けて説明してみます。

相手の安心感

よく知らない人と帰り道が一緒になったら、ちょっと緊張しませんか?
どんなトーンで話していいかわからなくなったり、変な沈黙ができてしまったり。

転入生に話しかけられると「知らない人からいきなり話しかけられた状態」になります。
いくらお互いに会話を続けようとしても、変な緊張感が漂うわけです。

話しかけられた人は、友だちと話すほうが楽しいのに、転入生と話さないといけない。
友達と楽しい時間を過ごせた時間を。転入生との緊張感漂う会話に使ってしまった感じ。あなたにいい印象を持ちにくくなってしまうかもしれません。

もちろん人によるし、会話の内容によります。
ただ、みんなはあなたのことを知らないわけだから、あなたにちょっと警戒心を抱いていることを忘れてはいけないと思います。

その点、話しかけられるのを待つと「相手が安心した状態」で会話を始められる

だいたい転入生に話しかけるときは、友だちと一緒に話しかけに行きますよね。
そうすると、友だちとの会話に転入生を巻き込んだ感覚になり、緊張しにくい。

友だちと笑い合っているシーンに転入生のあなたがいるだけなので、あなたがどんなに緊張して変なことを言ってしまっても「友だちと転入生と笑った時間」として捉えてくれることが多いです。

一人であなたに話しかけてくる人もいるかもしれませんが、そういう人はそういうキャラなのでなんでもオッケー。
緊張感を感じない人が一人で話しかけてくると思うので、問題なしです。

友達間・男女間の嫉妬

スクールカーストとまではいかなくても、なんとなくクラスで「人気者・地味目・おちゃらけ・真面目」みたいな感じで別れますよね。

はじめはクラス内のジャンルわけが分からないので、どんな人に話しかけるべきか判断しにくいです。勇気を出してあなたが話しかけた人が、実は人見知りかも。
それに対して、話しかけられるのを待つと、話しかけてくるのは決まって社交的な人です。

また、話しかけられた人は転入生と話せばいいだけですが、意外と盲点なのが「転入生が話しかけた人の友達・好きな人」です。

相当運が悪くなければ激しい感情を抱かれることはないと思いますが、なんとなく「モヤっ」とはされてしまうかもしれません。

転入生であるあなたがAくん(異性)に話しかけたとすると、Aくんのことが好きなBちゃんはちょっとモヤッとするもの。別に恋愛感情ではなくても、仲の良い友達を取られる気がする人もいると思います。

学年や文化、性別や性格など、いろいろなことに左右されますが、基本リスクは抑えたいところ。

「自分は無害ですよ」と伝わるような言動をすると相手の転入生に対する危機感がなくなります。
話しかけられるのを待つことは自分の「無害感」を主張する1つの方法です。

話しかけられたらそこからが勝負

「話しかけられるのを待っていたらいつまでも打ち解けられないじゃん」と思うかもしれません。でも断言できます。絶対にすぐ話しかけられます。

転入生にノータッチなクラスがあると思いますか?
みんな新キャラに興味津々なことでしょう。
自分から話しかけても、相手から話しかけられるのを待っても、会話が始まるタイミングは大して変わりません。

ただ、一度話しかけられたら、会話を膨らます努力をしましょう。
また、一度会話した人には積極的に話しにいくのもいいと思います。

はじめに自分から話しかけないのは、相手に安心感と無害感を与えるためです。
一度それをクリアすれば、あとは自分から話しかけて会話を広げるべきだと思います。

一度話しただけでちゃんと仲良くなれることは少ないです。
だから続けることが大事。

はじめさえコツを掴んで話しかけられることを待てば、あとは気軽に話して仲良くなっていけると思いますよ。

笑顔を忘れない・目線を下げない

みんなに当てはまることですが、とくに転入生にとって「笑顔」は大切です。

転入先の子たちは、あなたがどんな人かを知りません。
なので、ポジティブで明るい印象を与えることが大事です。
でも、一人でいるときに笑顔でいると変な人に見えてしまいます。
だから一人でいるときはなるべく目線を下げないことを心がけましょう。

転入生がいじめのターゲットになってしまう悲しい話を聞きますが「笑顔でいる・目線を下げない」ということはその予防になると思います。

前の学校でいじめられていたわけではないし、友達もたくさんいたのに、転校したらいじめられる人がいる。それには「転入生の弱さ」が関係していると思います。転入生が弱いからいじめられるんだ、強くなれ、という話ではありません。

誰かをターゲットにして結束感を強めたり優越感を抱きたいいじめっ子にとって「転入生」は格好の餌食です。
だって、まだ同じ学校に味方がいないし、緊張して言い返すこともないだろうから。
動物が生まれたての赤ちゃんを狙って狩りをするのと同じだと思います。
「まだ」対処できないという意味で転入生は弱いのだと思うのです。

笑顔でいて目線を下げないことで、はじめから「自信を演出できる」と思います。
内心緊張していて、不安でも、はたから見てそれがあまり感じられなくなります。

いじめっ子も「いじめたい」と思って行動するわけではないと思うのです。
「弱そうな振る舞い」をした転入生がやってきて、ちょっとからかったら優越感を感じてしまった、という些細なことがきっかけになるのかもしれません。どんな理由でもいじめは悪ですけどね。

転入先でいじめられるんじゃないかという不安を持っている人は「笑顔で目線を下げずにいたら大丈夫」なので安心してほしいと思います。
でももし辛いことがあったら、すぐに大人に相談しましょう。

自己紹介に「話すきっかけ」を入れる

はじめに「話しかけられるのを待つべき」というポイントをお伝えしました。
どんな風に待っていても声はかけられると思いますが、コツがあるとするとそれは「自己紹介」に成功することです。

大体、クラスの前で自己紹介をする機会があると思います。
その時にちょっと「話すきっかけ」を仕込んでおくんです。

なんでも良いと思います。
サッカーが好きとか、ペットを飼っているとか、絵が得意とか。

クラスの誰かが共感してくれることを言うと良いかもしれませんね。
「私も○○好きなんだ!」と話しかけてくれるきっかけになります。

私の場合は、クラスの子達が興味を持ってくれるような話をしていました。
私はオカメインコが好きなので、自己紹介で「好きな動物はオカメインコです」と言って。
すると、聞きなれない言葉なので「さっき何が好きって言ってたの?インコ?」と話が広がります。

また、前の学校で呼ばれていた「あだ名」を自己紹介で言うのも良いと思います。
なんと呼べば良いか分かって話しかけやすいし、あなたが「前の学校の友達にそのあだ名で呼ばれていた図」を想像しやすくてフレンドリーな印象を与えます。

おわりに

話しかけられるタネをまいておいて、話しかけられるのを待つ。
会話が始まったら会話を広げる。
笑顔を忘れない。

これらを徹底していたらすぐに馴染めると思います。
一度話しやすい印象を持ってもらえれば、そのあとはすぐに友達ができる。

相手にとって自分は「緊張感を抱くべき見知らぬ人」です。
そこを理解して、同時に利用することが大切です。
転入してまだ知り合いがいない時期に一番興味を持たれています。
クラスのどんな人の関心も集めているときなので、そのときに良い印象を残せればもう大丈夫です。

案ずるより産むが易し。転入してしまえばなんとかなるものです。